脊柱管狭窄症を治療する|根本的な要因は一種の老化

医療

症状に合わせて対処する

診察

脊柱管狭窄症は中高年以降に特に多く見られる病気です。若年層で脊柱管狭窄症を発症する場合は、事故やスポーツによる傷害などの原因がほとんどです。若い人が脊柱管狭窄症になった場合の方が回復力が高いことはいうまでもありません。高齢者が脊柱管狭窄症になると、年齢を重ねるとともに症状が進行していくことが多いのです。脊柱管狭窄症の治療には保存的治療と手術的治療とがあります。症状の進行の度合いによってどちらの治療法がとられるかが決まります。保存的治療には神経の作用を麻痺させるという方法もありますが、まずは鎮痛消炎剤が用いられます。主な症状が疼痛である場合には、消炎鎮痛剤による治療でも十分な効果が期待できます。

消炎鎮痛剤で十分に痛みを取ることが難しい場合には、神経ブロックやトリガーポイント注射などの治療が行われます。神経ブロックは局所麻酔剤などを使う治療法で、仙骨から注射したり、硬膜外腔や星状神経節などに注射したりして行います。体には特に痛みを感じやすいポイントが複数存在しており、これをトリガーポイントと呼んでいます。このトリガーポイントに局所麻酔剤を注射するのがトリガーポイント注射という治療法です。全身にいくつかトリガーポイントがありますが、脊柱管狭窄症に対して効果があるのは臀部にあるトリガーポイントです。これらの治療法は体に負担が少ないので人気がありますが、痛みを取る対症療法なので狭くなった脊柱管自体を改善することはできません。上記の方法で効果が得られないときは手術が行われます。